日本ビジュアルマーチャンダイジング協会の特色の一つは、コミュニケーションを重視しパーティーを行ってきたことです。中でも毎年開催されてきたのは、総会後のパーティーです。このパーティーには、会員のみならず、VMD協会やVMDに関心を寄せる一般からの参加が数多く見られ、盛大に開催されてきました。パーティーは、単なる親睦と交流の場に留まらず、毎回異なるテーマを設定し、会場の演出やプログラムに趣向を凝らしてきました。それは日本VMD協会ならではの特色を表しています。パーティーの企画、演出、運営はすべて会員が行います。下記に列記したのが総会後、開かれたパーティーのテーマです。
「20分余りでマジックのようにセットした会場は、あたかもすがすがしい竹林に居るようでした。瑞々しい青竹が、青山のパーティの会場を彩り、かおりと色と形と味覚と、そして気配りで来場者のおもてなしを果たしました。芳名録も透かしの竹模様、青竹の杯は注いだ日本酒に趣きを添え、笹の葉にくるんだ竹の子ごはん、春のかおりがやさしい竹の子細の目切り和えもの、野趣あふれる鹿肉など前回の桜づくし同様、人の心を和やかにしてくれました。好評の料理は六本木の「わかば」の寺井延吉さん、構成ディレクターはスタジオMASAの関本将雄さん、環境ミュージックは打良木誠さん、青竹や緋毛氈の準備では片岡裕さん、会場づくりには研究開発委員会の尽力がありました。」
「商品プレゼンテーションに欠かせないのがニュース性です。新鮮な情報をお客様に正しく伝えながら、熱くワクワクするような、まさにホットなニュースとして表現することがミッションなのかもしれません。そこで今年のパーティーテーマは『ホットニュース』。仕事のニュースや趣味のニュース、心ときめくニュー スや驚きのニュースなど、それぞれのホットニュースがあるはずです。自分のホットニュースを持ち寄りVMD協会らしい親睦を図りたいと思います。ご友人もお誘い合わせの上、ぜひご参加ください。」
日本VMD協会では発足当初より、パーティーは五感で人を惹きつける場であり、人と人の交流を促す情報受発信の場であることから、VMDとパーティーは、極めて密接な関係があると考えてきました。形式に拘らず、フレキシブルな視点で企画運営し、協会会員が持つ情報や潜在力をフルに発揮し、日本VMD協会ならではの独自性のあるスタイルを確立しました。上記の恒例のパーティー以外に、委員会企画のセッション&パーティーや、研究会に連接したパーティーなども盛んに行われました。
1989
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